CocoaPodsをアップデートしたらワーニングが現れました。内容と対策を紹介します。
今回現れたワーニング
CocoaPodsをアップデートすると、突然ワーニングやエラーが出て困ることがあります。
今回現れたワーニング「The iOS Simulator deployment target ‘IPHONEOS_DEPLOYMENT_TARGET’ is set to 9.0, but the range of supported deployment target versions is 11.0 to 16.4.99.」は、いつの頃からか覚えていませんがGoogleUtilitiesのあるバージョンからシミュレータをRunすると出てくるようになりました。File not found: /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Toolchains/XcodeDefault.xctoolchain/usr/lib/arc/libarclite_iphonesimulator.aというエラーも出てシミュレータは走りません。
原因と対策
ワーニングによるとFirebaseのiOS Development Targetが合っていない。以前はCocoaPodsをアップデートしてもこんなことはなかったのに突然。。。
ワーニングの指示に従って、iOS Development TargetのiOSバージョンを合わせれば解決します。しかし今回のこの例では13ヶ所も変更しなければならない。CocoaPodsをアップデートするたびにこの作業をするのは大変でした。
より良い対策
どうにか楽できないかと対策をさがしたところ、Podfileに次のコードを追記してCocoaPodsアップデートすれば、このiOS Development TargetのiOSバージョンを変更できることがわかりました。
post_install do |installer|
installer.pods_project.targets.each do |target|
target.build_configurations.each do |config|
config.build_settings['IPHONEOS_DEPLOYMENT_TARGET'] = '12.0'
end
end
end
上記コードの’12.0’が狙いのバージョンです。
手間が省けて作業がとても楽になりました。
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